格闘ゲームを通じて体感した事
今週のお題「ゲームの思い出」
僕はかなりのゲーマーだった。
そう、スーパーファミコンが発売されて、友達が持ち始めた頃。
あの頃はスーパーファミコンのソフトが一万円くらいした。ちょうど僕が小学2年の時にすごい事が起きた。
ストリートファイターⅡがスーパーファミコンのソフトとして発売された!
ゲームセンターでしかできなかった『ストⅡ』が家でできるようになるのだ。
僕は家にスーパーファミコンがなかったので、放課後にすぐ持っている友達の家に行きまくり、寄生虫のようになっていた。
休みの日には朝の9時からずっといき、夜になるまで帰らなかった。
僕は正統派なので、いつもRyuを使っていて、ハチマキをしながらコントローラーを握っていた。
たまりかねた親が家にいるようにとスーパーファミコンを買ってくれて、ストⅡも買ってくれた。
そこから僕の格闘ゲームに対する熱は更に激しくなっていった。
激しくなりすぎて、悔しい負け方をすると友達と激しく口論し、時には殴ったりする事になったりもした。ゲームごときで?!
しかし、それだけゲームに命をかけていた。
僕からゲームをとったら何も残らない。そう自負していた。
ただ、格闘ゲームは性格があらわれる気がします。
大人しい人は、ガツガツ攻めず、まず相手の出方をみる。
逆にわんぱくな人は積極的に攻めてくるのだ。
そういう奴は迷わず昇龍拳で打ち落としていった。
※昇龍拳はRYUの必殺技で斜め前方に飛び上がりながらアッパーをする対空技である。
ゲームをして相手を知る。
相手を知ってるから行動パターンを読む。
ただ単純にコントローラーを触るだけではない、緻密なそして心理を読み解くゲームが僕を成長させた格闘ゲームだった。