【八つ墓村】を見て恐怖で体を涼もう
今梅雨時期にきていますが、梅雨があけると本格的な夏になります。そんな暑い夏がきても身の凍る不気味さで包んでくれそうな小説を紹介します。
僕は以前【湯快リゾート】で岡山の温泉宿に行きました。
目的は【八つ墓村】の舞台になった場所に行く事と、気分転換する為です。
1度はどこかで聞いた事のある名前だとは思いますがご説明しておきます。
この【八つ墓村】は作家横溝正史が幼少時、両親の故郷岡山で過ごした風土体験から、農村で次々と起こる殺人事件を構想しようと言うことが出発点となっています。
作品的にいうと『金田一耕助シリーズの長編推理小説』です。
昔の古い田園や農村がある田舎の風景を思い浮かべながら小説を読んでいただきたいと思います。
この物語は主人公・寺田辰弥を尋ね人とし法律事務所の方が探しているとラジオで流れ、辰弥はそれに応じて法律事務所へ行く。
そこで待っていたのは、母方の祖父であった。
久しぶりの対面も束の間、祖父は急に血を吐いて倒れた。
実は辰弥は祖父に会う前奇妙な手紙を誰かわからない物に送り付けられる。
手紙には『八つ墓村には帰ってくるな。帰ってくると再び八つ墓村は血の海になる』との内容が。
祖父はぜんそくの薬に毒を盛られたとの事だが、辰弥は真相を確かめることもあり、辰弥の祖母から依頼を受けた、森美也子と共に八つ墓村へ向かう。
出だしから祖父と感動の再会を果たしても、すぐに死んでしまう内容が非常にショックだが、辰弥が八つ墓村に戻ってからの内容は小説をぜひみていただきたい。